犬の能力・五感の雑学

遠く離れた場所から自力で家に帰ってきた犬の話。その背景にある感覚を探ります。
犬が長距離を移動して自宅に戻れる背景には、道中で嗅ぎ取った匂いの記憶に加えて、地磁気を感じ取る感覚が組み合わさっている可能性が指摘されています。複数の感覚情報を統合して方向を判断していると考えられています。
帰巣本能の強さには個体差があり、狩猟犬など広い範囲を移動する経験を積んだ犬種で顕著に見られる傾向があります。一方で都市部で育ち、行動範囲が限られている犬では、この能力が発揮される場面自体が少ないと考えられます。
帰巣本能があるからといって、迷子になっても必ず帰ってこられるとは限りません。交通量の多い道路や見知らぬ土地では危険も多いため、マイクロチップの装着や首輪の連絡先表示など、基本的な迷子対策は欠かさないようにしましょう。