犬の能力・五感の雑学

がんや糖尿病を嗅ぎ分ける犬がいるのをご存じですか。優れた嗅覚が医療の現場でも注目されています。
がん細胞は正常な細胞とは異なる揮発性の化学物質を生み出すといわれており、犬はその微量な匂いの違いを呼気や汗、尿などから嗅ぎ分けられることが研究で報告されています。人間の検査機器では捉えにくい変化も察知できる点が注目されています。
糖尿病アラート犬と呼ばれる犬たちは、血糖値が急激に下がったときに体から発せられる匂いの変化を感じ取り、飼い主に異常を知らせるよう訓練されています。実際に命に関わる低血糖の発作を未然に防いだ事例も報告されています。
こうした医療探知犬は、生まれつきの嗅覚の鋭さに加え、特定の匂いに反応するよう長期間の専門的な訓練を受けています。一般家庭の犬が自然にこの能力を発揮するわけではなく、訓練と経験の積み重ねがあってこそ実現する特殊なスキルです。