犬の能力・五感の雑学

久しぶりに会った飼い主のことを覚えている犬。その記憶の仕組みについて解説します。
犬の短期記憶は人間ほど長くは続かず、数十秒から数分程度で薄れていくといわれています。そのため、いたずらをしてから時間が経った後に叱っても、犬自身は何について怒られているのか結びつけられないことが多いのです。
一方で、飼い主の顔や匂い、慣れ親しんだ場所に関する記憶は長期間保持されることが知られています。数年ぶりに再会した飼い主に対しても、匂いや声をきっかけに強い反応を示す犬は少なくありません。
近年の研究では、犬が「いつ」「どこで」「何をしたか」といった出来事そのものを記憶するエピソード記憶に似た能力を持つ可能性が示唆されています。単なる条件反射だけでなく、経験を出来事として覚えている面があるのかもしれません。